頓宮城

別名-  付近住所 滋賀県甲賀市土山町頓宮851  現在 東光禅寺 
2009/10/12 碑・案内板アリ


頓宮氏  頓宮城址は、鎌倉期には頓宮牧荘の中心部にあり、郷村制の成立と共に所を得て、土山地方における有力土豪として成長した頓宮氏の城(砦)である。
 現在、その遺構の多くは失われているが、ここより登りつめた東西に伸びる一帯の台地は、城山と呼ばれており、南・西両面は、やや屹立した要塞をなし、後方北面に空濠を巡らし、西に大日川を隔て、北城および城の前と呼ばれる丘に続き、眼下は野洲川流域まで展望できる山塞である。
 頓宮氏は、甲賀武士甲賀五十三家の一つに属しており、同じく甲賀武士として中世長享の役等で活躍した土山氏、黒川氏、大河原氏は、頓宮氏の一族である。
 長享年間(1487年〜1489年)頓宮治三郎正盛の子、頓宮四方之介利盛により音羽野城へ移住している。これにより廃城となった。